顕微鏡写真

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25.卵黄から腸壁の細胞新生
(孵化5日後のオタマジャクシの腸の横断面3個)
腸壁形成の最初は、オタマジャクシの腹部(卵黄球で充満している)には腸その他の内臓は全然無いが、腸の原基ができると腸壁は卵黄球だけから成っている。卵黄球は管腔に向って垂直方向に並び、それが融合して腸壁の細胞を新生し、外壁には卵黄球から赤血球への分化も見られる。腸内には食物(ケイソウその他)が見られる。同一個体でも腸壁形成に早い遅いの差がある。この図では(a)→(b)→(c)の順序である。(c)は腸壁の細胞が殆んど完成に近い。
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26.写真25の一部拡大
形成初期の腸壁は卵黄球(赤色)が縦に配列して(a)、それらが1個の円柱状上皮細胞を新生する。未完成な腸内にもすでに食物が多い(b)。これらの食物は消化されて腸内面に附着して、絨毛の形成に役立つ。
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27.創傷治癒は赤血球の分化による
(生きたマウスの肝臓に実験的に切創をつくり、10日後に創傷部の切片標本製作)
左上方から右下方に向ってクサビ状になっている明るい部分(a)は、創傷部に出血した血球から生じた結合組織である。下方には新生した数個の血管の断面が見える。(b)は正常の肝組織である。
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28.クロレラ集団から淡水カイメン細胞の新生
長良川に棲む淡水カイメン組織の塗抹標本をギームザ氏液で染色したものである。明るく見えるクロレラ(単細胞緑藻類)が自動的に集まり、集団を形成し(a)、次第にその内部に紫色に染色するカイメン細胞の核を新生する(b)。下方中央やや左のカイメン細胞(c)の核内にはまだ1個のクロレラ(黄白色)が残存する。これも最後には核に変化してしまう。
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29.同上
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30.バクテリア集団から原生動物(ゾウリムシ)の自然発生を示す
有機物を含む水の表面に生じた細菌の膜(菌膜)を静かにそのままカバーグラスに採り、固定しギームザ氏液で染色したもの。(a)…細菌(一種の腐敗菌)の集団、(b)…細胞構造を形成し始め、(c)…ゾウリムシ新生の初期(これは後に旋毛を生じ活発に水中を泳ぐ)。もっとも、新生途中の後期及び生長したゾウリムシは分裂することもある。